同じ部屋をいろんな不動産屋が紹介してるけど何か違ってくるの?

部屋自体は同じなので、部屋に違いは当然ありません。
従ってどこで契約しても実際に行った不動産屋がその部屋を扱っているのなら最終的に同じ部屋にたどり着きます。
では違いはなんでしょうか。
大きく分けると部屋を借りる条件について交渉がきく不動産屋であったり、あるいは部屋を決めるまでの担当者の接客の違い、契約を結ぶまでしっかりと法律を遵守するかといったような信頼面で違ってくるでしょう。

【交渉】
当然不動産屋によってその大家さんとどれだけ仲が良いかそれぞれ違います。
大家さんとしても普段仲良くしている不動産屋の担当者から交渉を受けるのと、あまり知らない担当者から交渉を受けるのとでは対応がかなり違ってくるんで す。よくあるケースがお部屋の申込を優先してくれるということでしょう。通常先に申込を入れたお客様がその部屋を確保することが多いのですが、仲の良い担 当者からの依頼で順番を飛ばして優先的に入れてくれることがあります。
また、礼金や敷金をまけてもらう交渉なども仲の良い担当者の方が断然うまくいく確率が高まるでしょう。
さらに、入居審査についても仲の良い担当者が大家さんに頼み込めば、通常無理だった審査もうまくとおることがあります。(但しダメな時はダメです。)要は大家さんも普通の人間なので、仲の良い人に頼まれたら色々と融通を利かせてくれやすいというわけなんです。

【接客】
お店が違えば接客も当然異なります。きちんとお客様目線でお客様の希望に沿うよう一生懸命接客をするお店から、逆にお客様の要望を聞くふりだけしてお店にとって都合のよいお部屋ばかり勧める不動産屋もあります。

【法律遵守】
最も大事なことは重要事項説明をしっかりと行うかどうかです。重要事項説明と はこれから契約するお部屋の設備や条件について、各都道府県知事から免許を受けた担当者が契約前にお客様にしっかりと説明することを言うのですが、これを 怠ってしまい説明のないまま契約をさせようとする悪徳不動産屋もいます。
契約金を払っていざ引越ししてみると、お部屋を内見していた時に説明されたことと 全然条件が違ったりすることがあるので、契約前にこの重要事項説明は必ず受けてそれまで話し合った条件について改めてそこで確認をとるようにしましょう。
なお重要事項説明を行わない不動産屋は法律違反をしていることになります。
概ね以上です。
お部屋自体は一緒ですが、そのお部屋に入居するまでの対応が各不動産屋によって大きく違ってくるのです。